①保護層付きアスファルト防水およびウレタン塗膜防水を対象とし
て、ウレタン塗膜防水工法により補修・改修するための工事指針
を具体的に示した。
② 2021 年2月に日本建築学会から刊行された「建築保全標準・
同解説-鉄筋コンクリート造建築物」を参考として、既存防水層
の調査・診断、補修・改修設計、補修・改修工事、補修・改修工
事後のウレタン塗膜防水の点検について示した。
③補修・改修工事の中でコンクリート下地の補修材料・工法および
墜落・転落防止対策について、重点的に記述して注意を喚起する
こととした。
本指針の制定が契機となって、コンクリート下地の補修および墜落・転落防止対策に配慮した補修・改修工事が進展することを期待する。
(本誌 まえがき より抜粋)
◆同書の目次
1.総則
1.1 目的
1.2 適用範囲
1.3 用語
1.4 本指針における補修・改修工事の流れ
2.調査・診断
2.1 概要
2.1.1 調査対象と目的
2.1.2 調査・診断の手順
2.1.3 事前情報把握
2.2 取合い周辺部等の調査
2.2.1 防水層と取合う部位の調査
2.2.2 屋内からの漏水とその痕跡の調査
2.3 防水層の調査
2.3.1 保護層付きアスファルト防水の調査
2.3.2 ウレタン塗膜防水層の調査
2.3.3 防水層の詳細調査
2.4 調査・診断結果の報告
3.補修・改修設計
3.1 適用範囲
3.2 補修・改修方針
3.3 既存防水層の下地処理方法の選定
3.4 ルーフドレン周りの処理
3.5 補修・改修工法の選定
3.6 補修・改修に用いる材料の選定
3.7 補修・改修工事仕様書の作成
4.補修・改修工事
4.1 施工計画
4.1.1 施工計画書・施工要領書の作成
4.1.2 安全対策・作業環境・施工条件
4.2 既存保護層付きアスファルト系防水層に対する改修施工
4.2.1 保護層処理ウレタン塗膜防水改修工法
4.2.2 防水層撤去ウレタン塗膜防水改修工法
4.3 既存ウレタン塗膜防水層に対する補修・改修施工
4.3.1 仕上塗料部分塗り補修工法
4.3.2 仕上塗料全面塗り補修工法
4.3.3 防水材部分塗り重ね補修工法
4.3.4 防水材全面塗り重ね改修工法
4.3.5 防水材部分撤去再施工補修工法
4.3.6 防水材全面撤去再施工改修工法
4.4 ルーフドレンの処理
4.5 品質管理・検査
5.補修・改修工事後のウレタン塗膜防水層の点検
5.1 適用範囲
5.2 点検の種類
5.3 日常点検
5.3.1 目的
5.3.2 日常点検の方法
5.3.3 保守
5.3.4 応急措置
5.3.5 報告
5.4 定期点検
5.4.1 目的
5.4.2 定期点検の方法
5.4.3 保守
5.4.4 応急措置
5.4.5 報告
5.5 臨時点検
5.5.1 目的
5.5.2 臨時点検の方法
5.5.3 応急措置
5.5.4 報告
付属資料1
「建設業における墜落・転落防止対策の充実強化に関する
実務者会合」資料抜粋
付属資料2 「足場の種類について」
編 集:一般社団法人建築防水安全品質協議会
建築防水環境安全委員会
版 型:A4版・カラー
頁 数:124頁
発行日:2022年6月
ISBN:978-4-903476-83-4
税込 / 送料別途